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シングルサイズのマットレスと同じ大きさの敷布団10選

畳の上に敷いた布団・イメージ

ベッドには様々なメリットがあります。起き上がりが楽。布団を畳んだり、押入れにしまう必要がない。寝室のインテリアが上質になる。などといったところでしょうか。

しかし、どうもベッドのマットレスは自分には合わないという方もいらっしゃいます。マットレスを選んだものの、敷布団が恋しいという方もいることでしょう。その気持ちはすごくよく分かります。

とは言え、ベッドフレームに敷布団を敷いてはダメということはありません。今お使いのマットレスのトッパーとして敷布団を敷くというのも良いと思います。

ただ、一般的なシングルサイズの敷布団の大きさは100×210cmです。日本で一般的なマットレスが97×195cmとすると、ちょっと大きいわけです。

でも大丈夫。シングルサイズのベッドフレームやマットレスにピッタリ合う大きさの敷布団もあります。今回はそれを紹介したいと思います。

※この記事は2025年9月18日時点の情報に基づいています

表示サイズが100×200cmでもOK

ネットショップでシングルサイズのベッドやマットレスに合う敷布団を探すと、100×200cmのものが多く目につきます。数字だけ見るとちょっと大きいように感じますが、基本的にはこのサイズで問題ありません。

敷布団の大きさは生地の大きさを示す「表示サイズ」が記載されていることが一般的です。生地が100×200cmであっても中綿を詰めると厚みが生じ、全体の大きさは100×200cmよりも一回り小さくなります。そのため、97×195cmの床板面にピッタリ合うというわけです。

ただし、敷布団は厚みが表示されていないこともあります。マチがあるものや、パイピングが施されているものもあります。誤差も生じます。そのため、必ずしも100×200cmより小さくなるとは限りません。メーカーとしてはできる限り実測値を記載したいところだとは思いますが、いかんせんふわふわとしたものなので正確に表示するのが難しいという現実もあるでしょう。

そういう事情を踏まえて、以下は一般的なシングルサイズのマットレスとほぼ同じ97×195cm前後であることが確認できる敷布団をピックアップしてみました。

シングルベッドサイズの敷布団10選

ポリエステル

ネルコンシェルジュ/極厚・ベッドで使える4層式敷き布団 固綿2枚構造
サイズ97×195×12cm
重量不明(詰め物4.6kg)
中綿巻綿:ノンスタック(ポリエステル100%)
固綿:ポリエステル100%
製造国日本

敷布団は詰め物が綿だけのものと、固綿など芯になるものに綿を巻いたものの、主に2種類があります。ネルコンシェルジュの「極厚・ベッドで使える4層式敷き布団 固綿2枚構造」は後者で、ポリエステル繊維をフェルトのようなシート状にした固綿を2枚重ねることで寝姿勢をしっかりとサポートしてくれます。

巻綿にはシキボウのノンスタック加工を施したポリエステル綿を使用。優れた抗菌防臭効果を発揮します。こちらの敷布団は価格が手頃なのにもかかわらず、ボリューム感があるのが最大の特徴と言えるでしょう。

固綿の代わりにプロファイル(凸凹)ウレタンを中芯に使ったタイプもあります。ウレタンの密度が分からない(=耐久性が不明)のがネックですが、おそらく値段相当と思われます。

イケヒコ/滅ダニ布団
サイズ95×195×8cm
重量4.5kg
中綿巻綿:ポリエステル100%
固綿:ポリエステル100%
製造国日本

イケヒコ・コーポレーションの「滅ダニ布団」は側生地の下に滅ダニシートを入れることでダニの増殖を99.9%抑制するのが最大の特徴です。ニトリでは高価ですが、楽天市場などでは6千円程度で購入可能です。

コスパクリエーション/ベッドにぴったり敷布団
サイズ97×195×8cm
重量3.6kg
中綿巻綿:アクフィットECO(ポリエステル100%)
固綿:メガトップECO(ポリエステル100%)
製造国日本

コスパクリエーションの「ベッドにぴったり敷布団」はふとんファクトリー(四国繊維販売)の工場で作られています。中芯に帝人のメガトップECO、巻綿に同じくアクフィットECOを使っているのが特徴です。

メガトップECOは一般的な固綿よりも密度が高く、硬さと反発力が得られる一方、マカロニ状の中空繊維を使用することで軽さも実現しています。また、アクフィットECOは防ダニ性、抗菌防臭性、吸汗・速乾性、軽量性に優れています。総じて、機能的にもシッカリしたポリエステル綿の敷布団と言えるでしょう。

サカイ/アラエマックス 洗える敷きふとん
サイズ95×195cm ※厚み不明
重量4.04kg
中綿巻綿:ダクロンFRESH 4-hole(ポリエステル100%)
固綿:ポリエステル
製造国日本

ふとん工場サカイの「アラエマックス 洗える敷きふとん」は洗濯機で丸洗いできるのが最大の特徴です(家庭用洗濯機不可)。中綿に使用している4穴マカロニ状のダクロンFRESH 4-holeは親水性が高いだけでなく、速乾性、放湿性、保温性にも優れています。ダニやホコリが気になる方にオススメです。

萩原綿業/ドクターEs多層式敷布団
サイズ98×198cm ※厚み不明
重量4.9kg
中綿巻綿:高性能わた
固綿:詳細不明
製造国日本

萩原綿業は和歌山市の寝具小売業者。「ドクターEs多層式敷布団(S敷2段ベッド橙)」は病院など医療機関などで広く使われいる高性能制菌繊維を使用した側生地を採用しています。菌を抑制する抗菌と異なり、制菌は金を減らす効果があります。巻綿、固綿ともに、ポリエステルではないかと思われます。

スマート・アイ/toco(トコ)敷布団
サイズ98×196×8.5cm
重量3.5kg
中綿ポリエステル
製造国日本

スマート・アイの「toco(トコ)敷布団」は光触媒加工を施した側生地を使っている以外は、ごく普通のポリエステル綿の敷布団と言えます。それでこの価格はコスパが悪いですね。

ネルコンシェルジュ/6つ折りベッド用敷布団
サイズ97×195×5cm
重量2.9kg
中綿巻綿:マイティトップ2(ポリエステル100%)
固綿:V-Lap(ポリエステル100%)
製造国日本

ネルコンシェルジュの「6つ折りベッド用敷布団」は中芯に帝人のV-Lapを使っていることが最大の特徴です。V-Lapは繊維を垂直方向に並べた不織布で、優れた反発力と体圧分散性を持つとともに、通気性、軽量性に優れます。特性としてはブレスエアーなどのファイバー素材に似ています。ちなみに、先述のメガトップECOもV-Lapの技術を活用したものです。

巻綿にはコイルマットレスにもよく使われる帝人のマイティトップ2を50%使用。防ダニ性、抗菌防臭性に優れます。

これ1枚ではやや薄くて底つきを感じる可能性があるため、マットレスのトッパーとして使ったほうが良いかもしれません。

綿

熊井綿業/インド綿100%敷布団 20%増量
サイズ95×195×10cm
重量不明(詰め物6.0kg)
中綿綿100%
製造国日本

熊井綿業の「インド綿100%敷布団 20%増量」はその名の通り中綿にインド綿を100%使った昔ながらの敷布団です。ポリエステル綿に比べると重いですが、ボリューム感があり、打ち直しによって長く使うことができるのがメリットです。

羊毛

タンスのゲン/羊毛混3層敷布団
サイズ95×195×5~7cm
重量4.5kg
中綿巻綿:フランス産プレミアムウール50%、ポリエステル50%
固綿:ポリエステル100%
製造国日本

タンスのゲンの「羊毛混3層敷布団」は巻綿にフランス産プレミアムウールを50%使っています。ウールは吸放湿性に優れるため夏は涼しく冬は暖かいうえ、抗菌防臭性、弾力性、難燃性にも優れます。やや薄手のため、マットレスのトッパーと考えたほうが良いかもしれません。

山甚物産/楽空雲(ラ・クーン)
サイズ98×198×10cm
重量不明(詰め物5.5kg)
中綿上層:ウール100%
固綿:ポリエステル
下層:ポリエステル100%
製造国日本

山甚物産の「楽空雲(ラ・クーン)」は希少なラクーン種の羊毛を1kgも使っています。マチ有りで厚みが10cmあるため、敷布団というよりもマットレスという感じです。合計65mmのポリエステル固綿2枚を上層のウールと下層のポリエステル綿で挟み込んだ4層構造となっています。

良いものだとは思いますが、安いマットレスの上にウール(2.8kg)のトッパーを敷いたほうがコスパは良いかもしれません。

以上、シングルサイズのマットレスと同じ大きさの敷布団を10点セレクトして紹介しました。

冒頭でもお伝えした通り、表示サイズが100×200cmの敷布団なら選択肢は多いのに、実測でシングルマットレスと同じサイズと判断できる敷布団は少ないんですよね。二段ベッド用で探したほうが早いと言えるものの、寝心地についてはやや疑問が生じるものが多くなります。

主流はポリエステル綿を使ったもので、防ダニ性や抗菌性をセールストークとしているものがほとんどとなります。コットンやウールを使ったものは価格が上がるものの、寝心地重視の方には魅力的でしょう。

敷布団1枚をベッドフレームに乗せて使う予定の方は10cm以上の厚みのものを、マットレスの上に敷く場合は3~10cm程度を目安に選んでいただければと思います。

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この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
新居に引っ越した際に家族全員それぞれ異なるマットレスを購入し、その際の比較記事に手応えを感じたことなどから、ベッドに関するブログを立ち上げることにしました。詳しいプロフィールはこちら

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