
IKEAについて
会社名 | イケア・ジャパン株式会社 |
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本社所在地 | 千葉県船橋市浜町2-3-30 5階 |
設立 | 2002年 |
ホームページ | https://www.ikea.com/jp/ja |
IKEA(イケア)は1943年に創業者のイングヴァル・カンプラード氏がスウェーデン南部のスモーランド地方で開いた雑貨店がルーツ。IKEAの社名は、”Ingvar Kamprad、Elmtaryd、Agunnaryd”の頭字語を取ったものです(イングヴァル・カンプラード=創業者の氏名、エルムタリッド=氏が育った農場の名前、アグナリッド=氏の出身地の都市名)。
のちに取扱品目を家具に絞り、低価格のフラットパック(組立家具)を武器に急成長しました。現在はオランダ・南ホラント州デルフトに本社を置き、世界一の売上を誇る家具販売店となっています。
日本では1972年、1974年に上陸するも振るわず、2002年に3度目の上陸で軌道に乗り現在に至ります。2025年3月現在、大型店10店舗と都心型店舗3店舗の計13店舗を展開し、2024年8月期の売上高は約952億円です。業界トップのニトリと比較すると1/10近いものの、東京インテリア家具の2倍近くあります。
商品の特徴
IKEAのマットレスは現在、シングルサイズで14アイテムあります。フォーム(ノンコイル)、ボンネルコイル、ポケットコイルが用意されており、価格は税込約7千円から約8.5万円と手頃です。
上の動画などを見ると、IKEAのマットレスの詰め物は、日本で一般的に流通しているものと比較すると、かなりシンプルであることが分かります。ただし、シンプルだからと言って良くないというわけではありません。私はウレタンのみのマットレスを使っており、それが自分には合っていると感じています。
ココナッツ繊維が使われているものもありますが、今や日本ではほとんど見かけることはないのではないでしょうか。低価格品によく使われていた素材で、湿気によってヘタりやすいというデメリットがあります。
IKEAのマットレスはサイズも特徴的です。日本で流通しているシングルサイズのマットレスはおよそ97×195cmという大きさが一般的ですが、IKEAは90×200cmが標準です。短辺はやや狭めなので省スペースで済むものの、寝返りが多い方は狭く感じる可能性があります。また、長辺はやや長めなので身長が高い人に適している一方、設置スペースを多く必要とします。
それよりも悩ましいのが、日本で一般的なサイズのボックスシーツやベッドパッドが合わないことです。必然的にそれらもIKEAで購入することになります。縫製や機能性の面で優れたシーツを使いたい方は避けたほうが無難かもしれません。なお、ベッドフレームもやはりマットレスに合わせたサイズになっています。
代表的なマットレス
オービグダ

IKEAで人気商品となっているマットレスから2枚をピックアップして紹介します。「ÅBYGDA(オービグダ)」は表層に低反発ウレタンフォームを使ったノンコイルマットレスです。
下側のウレタンは、頭付近、中央、足元の3ヶ所にスリットが設けられており、全体として5つのブロックにゾーニングされています。その構造により、”腰痛にお悩みの方にもおすすめ”とされています。
ヴァドソ

「VADSÖ(ヴァドソ)」はボンネルコイルマットレスです。税込8,999円という価格が最大の魅力と言えます。側面をサポートする構造にはなっていないので、サイドレールの立ち上がりが高めのフレームにセットするとバネのきしむ音を防ぎやすいと思います。
以上の通り、IKEAのマットレスの構造はとてもシンプルです。硬さの種類も多くはないため、あまり難しく考えることなく選びやすいと思います。価格も手頃なので、たまたま気に入ったものが思いのほか高価で躊躇するということも少ないことでしょう。
ベッドフレームも家具販売店のベッド売場の展示用什器のようにシンプルなものが多く、一方で日本の家具店では扱われていない少し変わったデザインのものが低価格で用意されています。日本で一般的なベッドとはサイズが異なり、ボックスシーツなどもIKEAのものしか使えないとしても、IKEAの商品でトータルコーディネートする予定なら特に問題を感じることはないと思います。
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