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ナフコ21スタイルの「グランリーヴェ」はお手頃価格で日本製もあり

ナフコ21スタイルのマットレスの特徴

ナフコ21スタイルについて

会社名株式会社ナフコ
本社所在地福岡県北九州市小倉北区魚町2-6-10
創業1947年
ホームページhttps://www.21style.co.jp/

ナフコは1947年に福岡県北九州市で創業した深町家具がルーツ。1970年に家具店のチェーン化を目的として深町勝義氏がナフコを設立するとともに、1号店となる大牟田店を開店。1973年にホームセンター実験店を、1976年にホームセンター商品と家具商品を取り扱う現在の業態に近い店舗を開き、現在に至ります。2025年1月末日現在、西日本を中心に361店舗を展開。うち家具とホームファッションを取り扱う21スタイルは2010年からで152店舗となっています。

社名は”NAtional Furnishing COrporation”の頭文字を取ったものです。ホームセンターのイメージが強いナフコですが、このことからもナフコがもともと家具チェーン店を志向したことが分かります。

ナフコ21スタイルの業態としてはニトリに近いものの、取り扱う家具は国内大手メーカーを含めた中価格帯です。成り立ちも含めて島忠に似ていると言えるでしょう。マットレスはシモンズやサータ、シーリーのオリジナル仕様なども扱っています。

商品の特徴

ニトリの「Nスリープ」のようにナフコも「グランリーヴェ」というオリジナルのマットレスを持っています。グランリーヴェはすべてポケットコイルマットレスで、硬さなどの好みに応じて14モデルが用意されています。多くが中国製ですが、日本製のもの(JM)もあります。

ニトリと比較して個人的に特徴的だと思うのは、トッパー仕様のマットレスのトッパーだけを購入することもできるという点です。トッパーがヘタって来たらそれだけ交換することができるわけですから、合理的と言えるのではないでしょうか。

なお、グランリーヴェの製造元はルービックJPと思われます。

代表的なマットレス

グランリーヴェTS-601

圧縮梱包シングルマットレス グランリーヴェTS-601:619745
出典:ナフコ21スタイル

「TS-601」はグランリーヴェの最高級モデルです。と言っても、シングルサイズで税込69,800円ですからお手頃でしょう。グランリーヴェは税込29,800円からとなっており、ニトリのNスリープよりもさらに中価格帯に集約している感じです。

TS-601はトッパー仕様で、ポケットコイルマットレスを2枚重ねにした構造です。下位のTS-501より高さのあるポケットコイルをトッパーに用いることによって、寝返りのしやすさや体圧分散性能を向上させていると考えられます。

グランリーヴェJM-500

シングルマットレス グランリーヴェJM-500-R レギュラー:86202
出典:ナフコ21スタイル

「JM-500」もポケットコイルマットレスです。レギュラー(R)とハード(H)があります。

JM-500は日本製ながら税込50,000円という価格が最大の魅力です。ただし、中国で組み立てたスプリングユニットを輸入して、日本で縫製している可能性も考えられます。それでも日本製と表示して法的にはまったく問題ありません。以下の動画でも国内工場は縫製の工程しか映像がなく、一方で中国・大連工場で国内向けのスプリングを製造しているシーンがあります。

ルービックJP 工場の紹介動画

動画の最初のほうで、福岡県大川市の国内工場内で作られているマットレスはルービックJPの「七番星」(日本製)です。1:59に「E・BOX国産用ポケットコイル製造ライン」が登場します。

ただし、七番星はE・BOX(というポケットコイルの配列)ではありません。一方で、グランリーヴェJM-500はE・BOXと考えられます。なお、ルービックJPのホームページには”国内・中国の2拠点でコイルから生産している”と記載されているので、本当に最初から最後まですべて日本国内で生産している可能性は捨てきれません。

私も使ってます

ナフコ21スタイル・マットレス「グランリーヴェTS-400」

我が家では妻が「グランリーヴェTS-400」(現行モデルTS-401)を使っています。とてもソフトで包み込まれるような寝心地。それでいて、ボトムスプリングはシッカリしているため、もともと腰痛持ちの私が寝てもまったく問題ないです。

ただ、5年が経過してトッパーがヘタってきたように思います。やはりやわらかいインナーポケットコイルは耐久性がないのかもしれません。そろそろトッパーだけ買い替えようかと話しているところです。

という感じで、ナフコ21スタイルのグランリーヴェを中心にご紹介しました。個人的にはコスパの良い商品だと思っています。

ただ、ニトリがNスリープ推しが強いのに対し、ナフコはそれほどグランリーヴェを推していないような気がします。むしろ価格が手頃なグランリーヴェは敷居を下げる目的で、高価格帯のシモンズやサータのオリジナルモデルが売れたほうが良いと考えているのではないでしょうか。経営を考えれば当然のことだと思いますし、ナフコの社風なら多くの取引先を差し置いて自社オリジナル商品だけを推すというのも考えにくいことです。

ナフコ21スタイルはオンライン販売にあまり積極的ではありません。実際に店頭で試してもらって欲しい、そのほうがお互いに後悔することがない、と考えているのでしょう。私も同感ですので、ぜひ店頭でお試しいただければと思います。

この記事を書いた人
収納マン(芝谷 浩)

家具メーカーを退職後、2002年に収納スタイルコーディネーターとして独立。多くのご家庭の片づけの悩みを解決してきました。TVチャンピオン「収納ダメ主婦しつけ王」選手権で優勝するなどメディア出演多数。
新居に引っ越した際に家族全員それぞれ異なるマットレスを購入し、その際の比較記事に手応えを感じたことなどから、ベッドに関するブログを立ち上げることにしました。詳しいプロフィールはこちら

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