
マットレスや敷布団を床に直に敷くと湿気の逃げ場がなくなりカビが発生する恐れがあります。そんなときに便利なのがスノコです。
ほかに除湿シートを敷くという方法もありますが、除湿シートは湿気を吸収するため、敷きっぱなしにするとカビが生えます。その点、スノコなら常に通気を確保できるので、除湿シートよりは安心です。
今回はマットレスや敷布団を敷くのに最適なスノコの選び方を説明したうえで、人気の商品をピックアップして紹介したいと思います。
※この記事は2026年3月27日時点の情報に基づいています
すのこの選び方
形状
ロール式
マットレスや敷布団を敷くスノコには主に3つの形状があります。ロール式はシャッター式の風呂蓋のような形状です。巻いて立てておいたり、広げる動作が楽なことがメリットです。また、上写真のように敷布団ごと畳んでしまうこともできます。軽量なものが多いことも特徴と言えるでしょう。
一方で、厚みがなく、かさ上げや通気性の確保という点では効果が限定的です。また、敷布団ごと畳めると言っても、かさと重量が増すため簡単ではないかもしれません。
折りたたみ式
折りたたみ式には上写真のような2つ折りのほか、M字になる4つ折り、さらに6つ折りもあります。いずれも山型にすることで敷布団を室内で干すことができるのがメリットです。
ただ、割りと重量があるため、狭い室内で山型にするのは結構大変です。また、ヒンジ部分などが破損することがあります。
パレット式
パレット式は荷積みに使うパレットのような形状のスノコを複数枚並べて使用します。たくさん並べればダブルやキングのマットレスにも対応可能。また、ヘッドボードやサイドテーブル代わりに使うこともできるなど、レイアウトの可変性が高いことがメリットです。
1枚1枚は比較的軽いものの、複数枚を合わせると結構な重量になります。価格も他の形状に比べると高価なものが多いです。
スノコの間隔などに注意

スノコの間隔が広いと、寝たときに凸凹を感じることがあります。できるだけ間隔が狭いものを選ぶようにしましょう。また、折り畳み式で桟の数が少ないと、壊れやすくなります。桟の数が多く、太いものが理想的です。
そのほか、スノコ上面の長辺を面取りしているものは多いですが、短辺はそのままのものが少なくありません。短辺を面取りしていないとソゲが出やすくなります。掛け布団などが引っ掛かりやすくなり、破れてしまう恐れがあります。
材質
桐(きり)
スノコに使われる材質は主に4種類あります。まずもっともポピュラーなのが桐です。
桐は軽くて安価です。また、調湿作用もあります。一方で、雑に扱うと割れやすく、使っているうちに黒ずんでくることがあります。桐は高級箪笥にも使われますがスノコに使われるものは極めて低級で、最初から黒ずんでいたり、表面がザラザラとして質感が悪いことも多いです。
檜(ひのき)
表面がザラザラとしていることが多い桐と異なり、檜は表面が滑らかで木目が美しいものが多いです。また、丈夫で粘りがあり、割れにくいと言えます。フィトンチッド効果でリラックスすることができるほか、防虫・防ダニ効果も期待できます。
一方で、桐と比較すると重いです。また、価格は高く、安いものを中心にヤニが出てきてベタベタすることがあります。
パイン(松)
パイン(松)は比較的ヒノキに近い特徴を持ちます。しっかりとした木目があり、丈夫で、重く、ヤニが出てくることもあります。
ただ、パインは軟らかくて軽く表面がザラザラしたホワイトパインと、比較的硬くて重く表面が滑らかなイエローパインの2種類がよく使われます。材質としてはパインとしか表示されていないことがほとんどなので、見極めが難しいところです。
樹脂
スノコには樹脂製のものもあります。一般的にはPP(ポリプロピレン)が多く使われ、軽くて安価、カビが発生しないことがメリットです。
一方で吸湿性がまったくないため、マットレスや敷布団と接する部分にカビが発生する可能性があります。また、静電気でスス状のホコリを寄せ付けます。
すのこの人気商品13選
ロール式
アイリスオーヤマ/ロール式桐すのこマット KSM-100R
| サイズ | 1000×2000×13mm |
|---|---|
| 重量 | 4.5kg |
| 材質 | 桐 |
| 耐荷重 | 不明 |
| 製造国 | 中国 |
アイリスオーヤマの「ロール式桐すのこマット KSM-100R」は税込3千円台からと低価格。また、薄くて軽いので楽に移動させることができます。ただ、価格相応のクオリティーしかありません。
タンスのゲン/ロール式 すのこマット 17610007
| サイズ | 100×2000×25mm |
|---|---|
| 重量 | 6.0kg |
| 材質 | 桐 |
| 耐荷重 | 180kg |
| 製造国 | 中国 |
タンスのゲンの「ロール式 すのこマット 17610007」は上面にリブ加工が施されており、通気性の向上が期待できます。また、スノコ上面のすべてが面取り加工されているため、ソゲが出にくく安全です。
ホームテイスト/すのこベッドロール式 涼風
| サイズ | 100×2000×25mm |
|---|---|
| 重量 | 9.3kg |
| 材質 | 国産ひのき |
| 耐荷重 | 180kg |
| 製造国 | 中国 |
ホームテイストの「すのこベッドロール式 涼風」は愛知県産ヒノキを使っていますが、中国で作られています。こういうのはスノコあるあるですね。私も山林を所有していますけど、立木なんて安いものなんです。
それはさておき、こちらは桐よりは硬いヒノキを使っているため重いです。また、面取りはほとんどされていないように見えます。
折りたたみ式(2つ折り)
タンスのゲン/すのこベッド 2つ折り 17610001
| サイズ | 960×1970×40mm |
|---|---|
| 重量 | 6.0kg |
| 材質 | 桐 |
| 耐荷重 | 180kg |
| 製造国 | 中国 |
タンスのゲンの「すのこベッド 2つ折り 17610001」は先に紹介したロール式と同様にリブ加工が施されているとともに、シッカリと面取り加工が施されています。私もこれとほぼ同じものを以前に使っていましたが、風通しを良くして干すには便利な一方、意外と取り回しが大変です。
境木工/すのこベッド 2つ折り smk-0581
| サイズ | 960×1960×37mm |
|---|---|
| 重量 | 6.2kg |
| 材質 | 桐 |
| 耐荷重 | 180kg |
| 製造国 | 中国 |
境木工の「すのこベッド 2つ折り smk-0581」も前述のタンスのゲンの商品と同様に、リブ加工と面取り加工が施されています。違いはタンスのゲンがヒンジ部分をボルトで連結しているのに対し、こちらは面テープとなっている点。どちらが耐久性が高いと見るかは難しいところです。
マストバイ/みやび格子すのこベッド エアライズ
| サイズ | 1000×2005×40mm |
|---|---|
| 重量 | 10.0kg |
| 材質 | 桐 |
| 耐荷重 | 不明 |
| 製造国 | 中国 |
マストバイ(ナカムラ)の「みやび格子すのこベッド エアライズ」は2018年グッドデザイン受賞という変わり種。完全に面取り加工され、スリットが入った極厚のスノコという点もさることながら、最大の特徴はスプリングが仕込まれていて折りたたむ作業が楽という点にあります。
折りたたみ式(4つ折り)
境木工/すのこベッド 四つ折り smk-0578
| サイズ | 970×1960×24mm |
|---|---|
| 重量 | 4.6kg |
| 材質 | 桐 |
| 耐荷重 | 180kg |
| 製造国 | 中国 |
境木工の「すのこベッド 四つ折り smk-0578」は前述の2つ折りと異なりリブ加工は施されていません。2つ折りよりも価格が手頃な一方、厚みが薄くなります。軽量&コンパクトで取り回しは良いですけどね。
タンスのゲン/四つ折り すのこベッド 17610004
| サイズ | 970×1840~1960×25mm |
|---|---|
| 重量 | 4.5kg |
| 材質 | 桐 |
| 耐荷重 | 不明 |
| 製造国 | 中国 |
タンスのゲンの「四つ折り すのこベッド 17610004」は前述の境木工の商品と大差ありません。スノコが0.2mm厚い頑丈タイプも用意されていますが、材質も構造も同じなので耐久性に大きな違いは生じないと思います。
GOKUMIN/国産ひのき すのこベッド 四つ折り G-H4S
| サイズ | 970×1960×25mm |
|---|---|
| 重量 | 8.9kg |
| 材質 | 国産ひのき |
| 耐荷重 | 200kg |
| 製造国 | 中国 |
GOKUMIN(ゴクミン)の「国産ひのき すのこベッド 四つ折り G-H4S」は国産ヒノキを中国に運んで作っています。丈夫な半面、かなり重いです。低ホルムアルデヒドを積極的にアピールしていますが、無塗装かつ接着剤を使わなければホルムアルデヒドは含まれません。
折りたたみ式(6つ折り)
蝶プラ工業/すのこベッド エアースリープ
| サイズ | 1000×2010×30mm |
|---|---|
| 重量 | 4.87kg |
| 材質 | ポリプロピレン |
| 耐荷重 | 150kg |
| 製造国 | 日本 |
蝶プラ工業の「すのこベッド エアースリープ」は軽くて丈夫。上で飛び跳ねても桐やヒノキのように割れる心配は少ないです。素足をぶつけても木材ほど痛くないのもメリットだと思います。カラーが3色用意されているのも意外とポイントが高いでしょう。
パレット式
ベルカ/ジョイントふとんすのこ 8枚入り JS-BR8
| サイズ | 1030×2040×71mm |
|---|---|
| 重量 | 11.2kg |
| 材質 | PP、PE |
| 耐荷重 | 960kg |
| 製造国 | 日本 |
ベルカ(伸晃)の「ジョイントふとんすのこ 8枚入り JS-BR8」はポリプロピレンとポリエチレンでできたパレットです。木製に比べてかなり軽量化ができるうえ、価格が手頃です。おまけに、ジョイントする際にスチール製のパーツなどが不要なので紛失するリスクがありません。
アイリスプラザ/パレットベッド 7269185
| サイズ | 1000×2000×133mm |
|---|---|
| 重量 | 20.0kg |
| 材質 | パイン |
| 耐荷重 | 800kg |
| 製造国 | 中国 |
アイリスプラザの「パレットベッド 7269185」は上面にリブ加工を施した18mm厚のパイン無垢板をスノコに使用しています。もちろん面取り加工されているので安心です。下の空間が110mmあるのでロボット掃除機にも対応します。
源ベッド/国産ひのき パレットベッド
| サイズ | 980×2000×97mm |
|---|---|
| 重量 | 21kg(梱包含む) |
| 材質 | 国産ひのき |
| 耐荷重 | 500kg |
| 製造国 | 日本 |
源ベッドの「国産ひのき パレットベッド」はシングルサイズで税込23,990円と高価です。しかしながら、国産ヒノキを使って日本で作っている純日本製。また、底側にも桟が入っており、より頑丈な構造と言えます。
以上、マットレスや敷布団を敷くのに最適なスノコの選び方を説明したうえで、人気の商品を13点ピックアップして紹介しました。
スノコを選ぶ際に特に重要なのは形状です。しっかりと風通しを良くして干したいなら折り畳み式。価格や移動のしやすさを重視するならロール式。敷きっぱなしでOKで、価格が少し高くてもインテリア性を重視するならパレット式がオススメです。
ロール式なら軽い桐のほうがその持ち味を生かしやすいと思います。取り回しに難儀する折り畳み式は桐、もしくは樹脂が良いでしょう。パレット式は移動の必要性がほとんどないので、重量のあるパインでも問題ないですね。
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