
シモンズについて
会社名 | シモンズ株式会社 |
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本社所在地 | 東京都港区芝4-1-23 三田NNビル24階 |
創業 | 米国法人:1870年 日本法人:1964年 |
ホームページ | https://www.simmons.co.jp |
シモンズは1870年にアメリカ合衆国ウィスコンシン州でザルモン・シモンズ氏が創業しました。当初はチーズの木箱などを生産していましたが、のちにスプリングマットレスの大量生産に成功。そして、1925年に世界で初めてポケットコイルマットレスを開発し、世界的な高級ベッドメーカーへと飛躍していきます。
日本では1964年に子会社として設立されたものの、1987年に米国シモンズから資本的に独立。その後は販売網を着実に広げ、1996年に株式会社ニフコの傘下となって現在に至ります。ちなみに、ニフコは工業用プラスチックファスナー(自動車の内外装を固定する留め具など)を主力商品とするメーカーで、コンシューマー領域としてはリュックサックなどのバックルが有名です。
日本のシモンズはアジア23の国と地域で販売ライセンスを得て、製品を輸出しています。また、取扱製品はベッドだけでなく、日本においては2004年までノルウェー・エコーネス社のパーソナルチェア(ストレスレス®)を輸入販売していました。その後はノルウェー製リクライニングチェア「ノーザンコンフォート(現・フィヨルド)」を扱っています。
商品の特徴

シモンズのマットレスはポケットコイルが主体です。個々のコイルが独立して伸縮し、複数の点で体を支えるため、体圧分散性に優れます。かつてシモンズのテレビCMで、マットレスの上にボーリングの球を落としてもピンが1本も倒れないという実験映像が放映されていたことを覚えてらっしゃる方もいると思います。シモンズのマットレスはそれほど、一ヶ所の振動が全体に響いたり、横揺れすることがないのです。
とは言え、ポケットコイルそのものは競合他社でも多く使われています。シモンズのポケットコイルが優れている理由のひとつとして、一般的な硬鋼線(こうこうせん)ではなく超硬鋼線(ちょうこうこうせん=JIS規格ピアノ鋼線と同等)を使うことで、弾性と耐久性の向上に成功していることが挙げられます。しかもこの超硬鋼線は原料から日本で作られており、非常に品質が高いものです。
また、線径の異なるポケットコイルを重ねた「コイルonコイル構造」を多くのマットレスに採用していることも大きな特徴と言えます。コイルonコイル構造にすることによって、よりソフトな寝心地を得ることが可能です。
ポケットコイルならみんな同じ、ではないのですね。
代表的なマットレス
ビューティーレストリュクス
シモンズのマットレスはすべて「ビューティーレスト」というブランドを用いています。その最上級シリーズが「リュクス」で、究極の寝心地の「シグネチャーピロートップ」と日本人好みの硬めの「プラッシュピロートップ」があります。
ピロートップとは、マットレスの表面に縫い付けられたクッション層のことで、体をやさしく包み込むような寝心地を与えてくれるものです。リュクスではジェル入りラテックスなどを使ったボックスピロートップを採用しています。
ビューティーレストプレミアム
上級シリーズの「プレミアム」には、「ゴールデンバリュー」、「ゴールデンバリュー ピロートップ」、「エグゼクティブ」、「エグゼクティブ ニューフィット」、「カスタムロイヤル」、「エクストラハード」など、豊富なラインナップが揃っています。ベストセラーのゴールデンバリューを中心として、好みに応じて硬さやクッション性を選ぶことができるラインナップとなっています。
ビューティーレストセレクション
「セレクション」はシモンズのエントリーモデルです。プレミアムよりも詰め物や表面生地などを少しダウングレードすることで手頃な価格を実現しています。また、専用カタログでフレームとマットレスの組み合わせを提案することにより、シモンズのベッドを初めて検討する人にも選びやすいようになっています。
そのほか、シモンズはベッドフレームも自社で開発しており、特にダブルクッションに力を入れています。一般的なベッドはマットレスの下にスノコや床板を用いる構造が多いところ、マットレスの下にもマットレスを重ねたような構造になったものです。マットレスの下からもバネで支えることで、より優れた体圧分散性を生み出します。
シモンズはアメリカ発祥の伝統あるメーカーですが、日本では富士小山工場で生産されており、日本人の体形に合った商品開発がされています。独自のポケットコイル構造という軸をシッカリと持った選びやすいラインナップとなっているので、安心してお選びいただけるはずです。
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