
ニトリは2025年12月21日現在、北海道から沖縄県まで全国に542店舗あります(エキスプレス、デコホーム、島忠ホームズなど別業態を除く)。なので、多くの人にとってもっとも気軽にマットレスを試しやすい場所と言えるでしょう。
ニトリネットに掲載されているランキングを見れば、どのような価格帯の商品が人気なのかもすぐに分かります。各商品ページで詳細な情報を知ることができ、下調べをしてから店舗に足を運ぶことができます。
ニトリなら価格は全国一律。おまけに、すべて値段に見合った商品ですから、高値掴みをさせられる心配はありません。
でも、ある程度の知識がないと、イマイチ違いが分からないと思います。売場に足を運んでも、見た目はどれもこれもほとんど同じ。結局、財布と相談しながら何となく寝心地が良いと感じたマットレスを購入することになりがちです。
そこで、より下調べがしやすいように、ニトリネットのランキングTOP10の商品について上から順番に簡単な説明を加えてみました。
※この記事は2025年12月25日時点の情報に基づいています。日々ランキングの順位が変わっていく点については予めご了承ください。
ニトリのマットレス人気ランキングTOP10
【1】圧縮ポケットコイルマットレス RX05
| 種類 | ポケットコイル |
|---|---|
| 硬さ | かため |
| サイズ | 970×1960×200mm |
| サイズ展開 | SS / S / SD / D / Q |
| 製造国 | 中国 |
まず今回の調査時点でニトリネットのマットレス人気ランキング1位となっているのは、「圧縮ポケットコイルマットレス RX05」です。
2025年12月25日現在、ニトリネットで販売されているシングルサイズのマットレスは102モデルあり、そのうちポケットコイルマットレスは81モデルで約8割を占めます。価格は7千円台から15万円ほどとなりますが、RX05は5番目に安い商品です。
1~4番目に安いマットレスと比較した際にもっとも特徴的と言えるのが、詰め物にプロファイル(波型加工)ウレタンを使用している点です。そのため、かためといってもフィット感があるとともに、体圧分散性が良い(お尻などが圧迫される感じが少ない)と感じやすいのでしょう。特に女性や横向きで寝る方に支持されていると考えられます。
【2】ポケットコイルマットレス SLT01
| 種類 | ポケットコイル |
|---|---|
| 硬さ | かため |
| サイズ | 970×1950×200mm |
| サイズ展開 | SSS80 / SS80 / SS90 / S / SD / D |
| 製造国 | 中国 |
「ポケットコイルマットレス SLT01」はニトリネットでもっとも安いポケットコイルマットレスです。それだけでも十分よく売れる理由と言えますが、テレビCMで紹介されている、この価格帯にしては多いコイル数528個、左右両側に硬めのコイルを入れたエッジサポートを採用しているという点も選ばれる理由になっているのでしょう。
なお、こちらはidream(三燕合同会社)の「トラモント」の色違いじゃないかと思います。コイルや詰め物の仕様だけでなく、機能性を示す商品画像もほぼ同じになっています。価格はニトリと同じですが、ポイントや送料を考慮するとトラモントのほうが安いです。「SLT」という商品記号の意味も「Sanen LLC Toramonto」の略と解釈することができます。この商品のように、ニトリネットでネット限定やメーカー直送品と書かれている商品はニトリ以外でも購入できる可能性が高いです。
【3】マットレス NPR
| 種類 | ボンネルコイル |
|---|---|
| 硬さ | かため |
| サイズ | 970×1950×150mm |
| サイズ展開 | SSS / SS / S / SD / D |
| 製造国 | 中国 |
「マットレス NPR」はニトリネットで最安クラスのボンネルコイルマットレスです。複数の点で支えるポケットコイルと異なり、ボンネルコイルは板状に組まれたコイルの面でシッカリと体を支えます。
こちらの商品は三栄コーポレーションの「プライマルボンネルコイルマットレス」と同一商品と見てほぼ間違いないでしょう(NRT=Nitori PRimal)。ニトリネットでは期間限定価格で税込8,690円となっていますが、三栄コーポレーションの直営ショップならそれよりも安い同6,990円で購入可能です。
【4】ポケットコイルマットレス TH-001
| 種類 | ポケットコイル |
|---|---|
| 硬さ | ふつう |
| サイズ | 970×1970×160mm |
| サイズ展開 | SS / S / SD / D / Q |
| 製造国 | ベトナム |
「ポケットコイルマットレス TH-001」はニトリネットで2番目に安いポケットコイルマットレスです。率直に言って、スペックとしては割りと普通です。ただ、ユーザーが自分で分解して粗大ゴミとして処分しやすい構造になっている点が大きな特徴と言えます。特に、次もオンラインショッピングでマットレスを買い替えることになると予想している方や、引っ越しを控えている方に最適だと思います。
【5】圧縮ポケットコイルマットレス RJ05EC
| 種類 | ポケットコイル |
|---|---|
| 硬さ | ふつう |
| サイズ | 970×1950×200mm |
| サイズ展開 | SS / S / SD / D / Q |
| 製造国 | 中国 |
「圧縮ポケットコイルマットレス RJ05EC」は2位のSLT01よりも少し高価なのですが、それと比べて特に優れている点はありません。2025年12月12日に発売されたばかりのSLT01に一気に抜き去られた格好と思われます。
【6】Nスリープ CH2-02 EM
| 種類 | ポケットコイル |
|---|---|
| 硬さ | かため |
| サイズ | 970×1970×175mm |
| サイズ展開 | S / SD / D / Q |
| 製造国 | ベトナム |
「Nスリープ CH2-02 EM」はNスリープのスタンダードモデルの中でもっとも手頃な価格のハードタイプのポケットコイルマットレスです。Nスリープでさらに上位のハードタイプは2層タイプになるので、できるだけ低予算でシッカリとしたポケットコイルマットレスが欲しいという需要に応える商品と言えます。なお、ユーザー自身が簡単に解体分別できる構造を採用しています。
【7】Nスリープ C2-05 EM
| 種類 | ポケットコイル |
|---|---|
| 硬さ | ふつう |
| サイズ | 970×1970×220mm |
| サイズ展開 | S / SD / D / Q |
| 製造国 | ベトナム |
「Nスリープ C2-05 EM」はもっとも安価なNスリープである「C1-05」をいくつかの点でグレードアップしたポケットコイルマットレスです。コイル高さと詰め物を増量するとともに、防臭・防ダニ・抗菌加工を施した生地を使用しています。松竹梅が用意されていたら竹を選んでしまいがちな日本人にとって最適な商品なのかもしれません。
【8】Nスリープ PH2
| 種類 | ポケットコイル |
|---|---|
| 硬さ | かため |
| サイズ | 970×1980×280mm |
| サイズ展開 | SS / S / SD / D / Q |
| 製造国 | ベトナム |
「Nスリープ PH2」は現在販売されているNスリープ・プレミアム・ハードシリーズ2モデルの中で手頃なほうです。とは言え、詰め物に30mm厚のラテックスウレタンを使用しており、複数の点で体圧を分散するポケットコイルマットレスでも、面状のラテックスウレタンでシッカリと支え、安定感を得るとともに寝返りをしやすくしてくれます。
ちなみに、より高価格の「Nスリープ PH3」はラテックスウレタンではなくポリエチレン系ファイバー素材のC-COREを使用しており、硬さだけでなく通気性を得ることができます。
【9】シングルマットレス デイ
| 種類 | ボンネルコイル |
|---|---|
| 硬さ | かため |
| サイズ | 970×1970×150mm |
| サイズ展開 | S |
| 製造国 | 中国 |
「シングルマットレス デイ」はニトリでもっとも安いボンネルコイルマットレスです。シングルサイズのみで、これといった特徴はありません。3位のシングルマットレスNPRと比較しても違いは微々たるものです。
ちなみに、こちらはグッドデザイン賞受賞とありますが、2015年度のこと。当時は圧縮マットレスと言えばポケットコイルやウレタンが主流だった中、ボンネルコイルで圧縮したものは珍しかったことが受賞の理由となっています。マットレスそのもののデザイン性が優れているというわけではありません。
【10】シングルマットレス U1-03 EM
| 種類 | ポケットコイル |
|---|---|
| 硬さ | かため |
| サイズ | 970×1970×120mm |
| サイズ展開 | S / SD / D |
| 製造国 | ベトナム |
「シングルマットレス U1-03 EM」はポケットコイルマットレスとしては薄型ながら、底つき感が生じないようにかためのコイルとウレタンを使用しています。床板の下に引出しが2段あるチェストベッドにセットする場合や、床面をあまり高くしたくないとお考えの方に最適と言えます。ただ、その場合はウレタンマットレスを検討するのも良いでしょう。
なお、こちらのマットレスは処分時に分解しやすい「かんたん分別」対応です。現在、ニトリでかんたん分別に対応しているマットレスの多くに「EM」という品番が設定されているのですが、対応しているのにEMが付与されていない商品があったり、逆に対応していないのにEMが付与されている商品もあるので注意が必要です。
以上、ニトリネットのマットレス人気ランキングTOP10の商品を紹介しました。こうやって見てみると、やはり売れているものはそれなりの理由があり、下位のものはやや見劣りする感じがあります。また、上位は1万円前後のマットレスが大半を占めていることが分かります。
なお、ニトリネットではランキングの根拠を示していません。しかしながら、ほかのカテゴリーなども含めて定期的にチェックしていると、対象は店頭販売は含めずネット販売のみ、販売金額ではなく販売台数、対象期間は1週間程度としているのではないかと私は考えています。トレンド(販売台数の急増など)が考慮されている可能性については何とも言えません。
なので、ハイエンドモデルの「Nスリープ ラグジュアリー」などがランキングに登場することはほとんどないです。もちろん、店頭でもそんなに売れる商品ではありませんが、ニトリネットでの売れ筋と店頭でのそれは別物と考えたほうが良いでしょう。
よって、店頭でマットレスを試すことができる環境でしたら、ニトリネットのランキングに惑わされることなく検討されることをオススメします。逆に、ネットでの購入を前提とする場合は、必ずしもニトリが安いとは言えないので幅広く検討すると良いでしょう。
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